AOR
仕事柄、「どんな音楽を普段聞いているんですか」というような質問をよくされる。
仕事柄、「どんな音楽でも聴いているし、聴くようにしている」と答えると、会話はそこで終わってしまって大変つまらない。
でも、実はもちろん好きな音楽というのはあるんです。それはいい音楽。音程がくるっていたり、リズムがくるっていたり、息継ぎが苦しそうな歌や、ビブラートがおかしい歌は好きじゃない。ジャンルを問わず、いい音楽を聴いていたい。
なーんだ、あたりまえじゃんとおっしゃるかもしれないけど、世の中の流行を見ていると、どうもそうでもないらしい。
ただ、そんなこんなもみんなひっくるめて、どんなジャンルの音楽をよく聴くかとどうしても問われれば、実はここだけの話AOR。苦手なのはHIP HOP系。
あまり好き嫌いを言ってしまうと仕事上さしつかえることもあるので、今まで言わなかったんですけど、カミングアウトです。
いまさらAOR?とか、AORってなに?という声も聞こえそうだけど、このジャンルってボサノバとかレゲエとかパンクとかメタルとかと同じで、時代や流行はもう関係ないずっとそこにある分野なんだと思うんですよね。AORがなにかわからない人は自分で調べてください。
で、それで、やっぱり初夏から秋口まではAORが特に恋しくなるんですよね。でも、最近はなかなかいいAORの新譜が聴けない。そんななかでも、90年代以降に発売されたなかなかのアルバムをちょっとご紹介しましょう。もちろん独断と偏見によるものです。
Live And Let Live/Lou Pardini
コイノニアというLAのフュージョングループのメンバーだったルー・パーディニのソロ1作目。ソングライター、キーボーディスト、アレンジャー、プロデューサーとしても活躍してきた人。スモーキー・ロビンソンやケニー・Gのグラミー賞受賞曲も共作、プレイヤーとしもケニー・G、ドン・グルーシンらと共演している。もちろんこのアルバムのゲスト・ミュージシャンも豪華で、ビル・チャンプリンやジョセフ・ウィリアムスがクレジットされているのがうれしい。ソロ2作目のLook The Oter Wayももちろん二重丸。
The LA Project 2/Peter Friestedt
スウェーデン出身のギタリスト、ピーター・フリーステットの2作目。98年に渡米し、若くしてAORなアルバムを作ってしまった。やはりビル・チャンプリン、ジョセフ・ウィリアムス、ビル・キャントス、マイケル・ラフ、ルー・パーディニ、ランディ・グッドラムなど超豪華なミュージシャンがメイン・ヴォーカルとして参加。ギタリストだけあってインストも2曲あるのが特徴。1作目のThe LA Projectは、現在なかなか手に入らない。
Frame by Frame/Bernard Oattes
オランダ出身のバーナード・オーツの1作目。AORというよりロックかと思わせるジャケットだが、内容は適度にジャジーで夜にぴったり。バックは打ち込みが中心だし、特別豪華なミュージシャンはクレジットされていないが、曲とヴォーカルが良い。
Who Are You/Bill Cantos
ジェイ・グレイドンに見いだされ、デビッド・フォスター以上の才能と言われた本物中の本物ビル・キャントスの1作目。ヴォーカル、曲、アレンジ、キーボードプレイ、ミックス、全てのバランスが良く、すばらしい耳を持った人。もちろんジェイ・グレイドンをはじめ、ビル・チャンプリン、デニース・ウィリアムスなどが参加。90年以降最高のAORアルバム。最近はジャズ・ヴォーカル系のアルバムも出している。
仕事柄、「どんな音楽でも聴いているし、聴くようにしている」と答えると、会話はそこで終わってしまって大変つまらない。
でも、実はもちろん好きな音楽というのはあるんです。それはいい音楽。音程がくるっていたり、リズムがくるっていたり、息継ぎが苦しそうな歌や、ビブラートがおかしい歌は好きじゃない。ジャンルを問わず、いい音楽を聴いていたい。
なーんだ、あたりまえじゃんとおっしゃるかもしれないけど、世の中の流行を見ていると、どうもそうでもないらしい。
ただ、そんなこんなもみんなひっくるめて、どんなジャンルの音楽をよく聴くかとどうしても問われれば、実はここだけの話AOR。苦手なのはHIP HOP系。
あまり好き嫌いを言ってしまうと仕事上さしつかえることもあるので、今まで言わなかったんですけど、カミングアウトです。
いまさらAOR?とか、AORってなに?という声も聞こえそうだけど、このジャンルってボサノバとかレゲエとかパンクとかメタルとかと同じで、時代や流行はもう関係ないずっとそこにある分野なんだと思うんですよね。AORがなにかわからない人は自分で調べてください。
で、それで、やっぱり初夏から秋口まではAORが特に恋しくなるんですよね。でも、最近はなかなかいいAORの新譜が聴けない。そんななかでも、90年代以降に発売されたなかなかのアルバムをちょっとご紹介しましょう。もちろん独断と偏見によるものです。
Live And Let Live/Lou Pardini
コイノニアというLAのフュージョングループのメンバーだったルー・パーディニのソロ1作目。ソングライター、キーボーディスト、アレンジャー、プロデューサーとしても活躍してきた人。スモーキー・ロビンソンやケニー・Gのグラミー賞受賞曲も共作、プレイヤーとしもケニー・G、ドン・グルーシンらと共演している。もちろんこのアルバムのゲスト・ミュージシャンも豪華で、ビル・チャンプリンやジョセフ・ウィリアムスがクレジットされているのがうれしい。ソロ2作目のLook The Oter Wayももちろん二重丸。
The LA Project 2/Peter Friestedt
スウェーデン出身のギタリスト、ピーター・フリーステットの2作目。98年に渡米し、若くしてAORなアルバムを作ってしまった。やはりビル・チャンプリン、ジョセフ・ウィリアムス、ビル・キャントス、マイケル・ラフ、ルー・パーディニ、ランディ・グッドラムなど超豪華なミュージシャンがメイン・ヴォーカルとして参加。ギタリストだけあってインストも2曲あるのが特徴。1作目のThe LA Projectは、現在なかなか手に入らない。
Frame by Frame/Bernard Oattes
オランダ出身のバーナード・オーツの1作目。AORというよりロックかと思わせるジャケットだが、内容は適度にジャジーで夜にぴったり。バックは打ち込みが中心だし、特別豪華なミュージシャンはクレジットされていないが、曲とヴォーカルが良い。
Who Are You/Bill Cantos
ジェイ・グレイドンに見いだされ、デビッド・フォスター以上の才能と言われた本物中の本物ビル・キャントスの1作目。ヴォーカル、曲、アレンジ、キーボードプレイ、ミックス、全てのバランスが良く、すばらしい耳を持った人。もちろんジェイ・グレイドンをはじめ、ビル・チャンプリン、デニース・ウィリアムスなどが参加。90年以降最高のAORアルバム。最近はジャズ・ヴォーカル系のアルバムも出している。
by RyuSawachi | 2008-08-15 00:55